【特養で介護士として働いていた女性の体験談】ご利用者さんの家族からのクレームがきつい

本記事では、特別養護老人ホーム(特養)で約6年間働いていた女性の体験者を紹介しています。

特養での給料の詳細や過去に特養で起こった院内感染、ご利用者さんのご家族からのクレームなどをを記しています。

参考にしてみてください。

特別養護老人ホーム(特養)で約6年間働いていた女性のプロフィール

  • お住い都道府県:神奈川県
  • 介護職歴:13年
  • 特養での勤務年数:約6年
  • 特養の職員数:約170名
  • 保有資格:介護福祉士・介護支援専門員
  • 年収:約350万円
  • 処遇改善給付金:年約18万円

 特養の給料詳細について

特別養護老人ホームを退職する頃の一月の給料総所得額は約276000円で、その内基本給は210000円です。

手当は、夜勤手当平均40000円、役職手当10000円、通勤手当約10000円です。

夜勤は1回毎に8000円の手当で、私の場合、月に5回程夜勤をしていたため月40000円程でした。

年俸制だったためボーナスの支給はありませんでしたが、処遇改善交付金を年に2回に分け、1回90000円支給されており、ちょっとしたボーナスのような感覚でした。

昇給は毎年4月に1000円~2000円程度で、昇進がなければ全従業員一律との説明でした。

慢性的な人手不足があり、正社員は毎日2時間~3時間のサービス残業がありました。残業手当は基本的につくことはありませんでした。

特養で一番大変だったことは『ウイルスが蔓延』したこと

特別養護老人ホームで働いて大変と感じたことは、インフルエンザ、ノロウイルス、疥癬等が蔓延したことです。

感染拡大を防ぐための個別対応や、館内の消毒、職員の研修、自身が罹患しないための予防など、神経を使う期間の疲労が今でも忘れられません。

特に認知症で徘徊のある利用者様が罹患した際には、何度説明をしても記憶が保たれないため自室で過ごしていただくことが困難で、感染を広げやすく、苦労したことを覚えています。

廊下で嘔吐をしながら徘徊していたり、他利用者様居室に入ってしまったりするため、やむを得ずご家族と交代で24時間ご本人に付き添ったこともあります。

それでも抵抗力の低下している利用者様には感染が広がりやすく、中には重度化し、感染症に罹患したことが原因で寝たきりとなってしまう方もいらっしゃいました。

また、介護職は無資格、未経験で仕事をはじめられる方も多くいらっしゃるため、感染症発生時の対応方法確認の研修も不可欠でしたが、様々な方法でリスクについて情報を発信しても緊急性の温度差を感じることも多く、上司や同僚と話し合いを重ねていたことを思い出します。

ご利用者さんのご家族からクレームに耐え切れず『退職』

高齢者支援をする中で、基本的に高齢者は飛躍的な身体の機能向上は難しく、現状を維持することや、身体状況の低下を緩やかにすることが重要と考えています。

しかし『施設で支援を受ける』と言うことは、『元気になること』と認識し、施設入所を進めるご家族様、利用者様は少なくありません。

そのため、施設に入所後の疾病や認知症の進行、身体機能の低下がみられると、どんなに一生懸命に支援を行ってきたとしても「こんなはずじゃなかった」と苦情となってしまうことがあります。

毎日の食事、排泄、入浴と言った決められた業務は正直激務です。

決められた時間の中、決められた支援をするだけであっという間に1日が終わってしまうのが正直な気持ちです。

それでも何とか単調な生活への変化や刺激があればと、同僚と隙間時間やサービス残業で企画を練って行事を行うことがあります。

同僚は皆強い想いがある人ばかりです。

しかし、行事参加の報告でご家族様に連絡をすると

「暇があるなら毎日リハビリさせてほしい。」

「もっと話を聞き、個別の対応を考えてほしい。」

「介護職は人手不足と言うけど、時間の使い方がうまくできていないだけ。」

「ここに来たとたんボケが進んだ。」

等と言われ、行事どころではない気持ちになったことを覚えています。

最終的にはやる気を持ってサービス残業で頑張っていた同僚も、やりがいを見失い、給料も伴わないことで退職。

私自身もそんな姿を見て更にモチベーションが下がってしまうことが何度も続き退職することにしました。

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